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2012/06/20

【2012春】『うぽって!!』を観て

新米教師が赴任したのは、なんと突撃小銃《アサルト・ライフル》が通う特殊な学園だった--!?ベルギー生まれでお人好しの《ふんこ》ことFNCと、勝ち気で姉御肌の《いちろく》ことM16A4、しっかり者のお嬢様の《しぐ》ことSG550に、 ちょっぴり(?)虚弱な《える》ことL85A1??突撃小銃娘たちが繰り広げる学園ミリタリーコメディがここに開戦!!

銃を女子中学生に擬人化、しかもその擬人化したキャラクターたちがその銃を扱って銃撃戦を繰り広げるという意味不明(褒め言葉)な日常系作品。彼女たちのキャラクターもモデルとなった銃の特徴を上手く表現している"らしく"……というのはミリタリー系の知識なんてこちらは全く持ち合わせていませんから!「萌えられればそれでいいお( ^ω^)」という方もきっといるはず。

でもこの『うぽって!!』をただの萌え日常作品と呼ぶには一癖も二癖もありすぎる!ただのほわほわした日常ストーリーの中に唐突に挟まれる銃スペックや開発経緯に関する真面目な説明ナレーションはあまりにもシュール(笑)な反面、知識のない自分でも「へぇ」と思ってしまうほどわかりやすく学ぶことができる(どこで役に立つかは甚だ謎)。また演習やラストバトルでの野外戦・市街戦の戦略・演出がちょっと本気過ぎる!!(気がする)
ミリタリーものと日常系の融合という意味ではストライクウィッチーズ系とでもなるのでしょうが、リアルなミリタリー色を前面に押し出したという点がこのうぽって!!らしさと言えるでしょうね。

日常系にはあって無きが如きストーリーも、ラストバトルの伝えるメッセージはかなり面白いなと思いました。友人を傷つけれた怒りに銃撃戦に没我するふんこ、それを煽り「それが銃のあるべき姿だ」と賞賛する敵・ななよん、しかし間に入った"人間"である現国は銃弾に倒れながらも普段の女子中学生としての彼女たちを守ろうと必死に抗います。戦闘至上主義の銃と、銃を庇い盾となる人間、そして人に守られそのことに戸惑う銃……何だこれ面白え。正直最終回編突入とその幕切れはあまりにも唐突すぎてアレでしたが、是非とも2期を見てみたい!楽しみに待ってます。

しかしそうは言っても日常系らしい可愛いキャラたちのかけあいもやはり見逃せない!1話を見た時は現国主人公・ヒロインふんこな設定かと思いましたがちょっと違いましたね。ふんこは皆の嫁。現国の看病のために裏返しYシャツエプロンという何ともマニアックな格好(考案者は褒めて遣わす)で台所に立つ彼女は紛うことなくでした。可愛すぎ。でも自分はもうしぐちゃん一択。だからしぐちゃんのお団子吹っ飛ばすという神殺しにも匹敵する愚行を犯したサコのアンチクショウは万死に値する。お色気エロキャラだろうと容赦はしない覚悟しておけ。というかサコにふんこの唇を奪われてからしぐちゃんのキャラ崩壊?リビドー噴出?が酷い。まぁ可愛いからいいけど。可愛いは正義。

それにしても登場キャラのムチムチ感ときたら凄いですよね。特に太もも。けいおん以上にスタッフの歪曲した情熱を感じざるを得ない(意訳:スタッフGJ)。

ちなみにこの『うぽって!!』、今期はなんとニコニコ生放送限定放送でした。7月から地上波に登場するようです。主題歌やBD・DVD発売も比較的遅いようなので、始めからこのネット配信先行方式で計画されていたのでしょうが、どういう意図があって、それに対してどういう結果が得られたんでしょうね。これからのアニメのあり方にも関わる問題だと思うのでとても気になるところです。

アニメ公式サイト

うぽって!! Blu-ray 第1巻うぽって!! Blu-ray 第1巻

うぽって! !  (4) オリジナルアニメBD付き限定版 (カドカワコミックス・エースエクストラ) うぽって!! (3) (カドカワコミックスAエースエクストラ) うぽって!! Blu-ray 第2巻 うぽって!! Blu-ray 第3巻 うぽって!! Blu-ray 第4巻
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2012春アニメ感想まとめ



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