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2012/05/30

OVA『機動戦士ガンダムUC episode5 黒いユニコーン』を観て



『受け止めなさい、バナージ』



さぁやって参りました、期待の新作、UCep5。
本当は公開初日に見に行きたかったんですけどね、昨日までイタリア旅行行ってたので見に行けてませんでした。帰国して背負ったバックパックもそのままにその足で映画館に向かったブレない自分。そしてイタリア旅行記そっちのけでこっちの感想をまず先にまとめるブレない自分。

だってそりゃあ、ねぇ?いやぁーほんっとうに面白いもんね!ガンダムユニコーン!! 



今回でシリーズ5作目となる訳ですが、回を追うごとに右肩上がりに面白くなっていく展開には脱帽です。毎回期待を裏切らないサンライズスタッフには至上の賞賛を送りたい。って前回エントリーでも同じ事書いてるね、自分。きっとep6、ep7公開時にも同じセリフをはいていることでしょう。様式美。



前作『ep4重力の井戸の底で』にて、戦いに憔悴しきりながらも、ガランシェール隊の人々の心に触れ、生きる意味を見出そうと前を向いた主人公バナージでしたが、そのラスト、もう1歩で助けたい人を助けられず、戦うことへの絶望と諦めを抱いてしまいます。

そんな彼の心を支えたのは、今度は連邦サイド、ロンド・ベル司令ブライト・ノア(ブライトさん!!(;゚∀゚)=3ブライトさん!!(;゚∀゚)=3←黙れ)。これまでガンダムと、そのパイロットの才覚と宿命を、全て見届けてきたブライトだからこそ、"ガンダムに選ばれた"バナージ自身の力と可能性を信じることができるのでしょうね。連邦の参謀本部側にも疑念を持っているブライトは、バナージにとって最善と思われる舞台を用意し、全てをバナージに託します。バナージは自分が戦いに身を投じた根源でもある、オードリーを救いたいという強い動機を取り戻し、ユニコーンに乗り込みます。

そして戦いの火蓋は切って落とされ……もうね、胸が熱くなるとは正にこのこと。
これまでの宇宙世紀(UCも例外でなく)で救われずに散っていった想いが、今ここに達成されていくという感動!
再調整されたプルトゥエルブがジンネマンとバナージの声でマリーダとしての心を取り戻す(したのか?次回が気になる所)、オードリーと心を通わせるバナージ、そしてサイコフレーム共鳴の光が導く明日への生……前作ep4ラストがロニ姉さんの救われぬ死だっただけに、今回は観ているこっちが救われる思いでした。
前作ラストでリディが口にした「可能性に殺されるぞ!!」という言葉。ロニを救えるという楽観主義・性善説なバナージを窘めたものですが、今回は正に『可能性に救われた』と言うに相応しいでしょう。

人を『可能性』の獣と呼んだバナージの父、カーディアス・ビスト。そして人と人とが真に分かり合えると人類の革新=ニュータイプという『可能性』を提唱したジオン・ダイクン。バナージとオードリーの2人を見ると、その可能性がここに体現されているのを観ているかのようです。やはりバナージはユニコーンに選ばれたのでしょうね。良かったね、ブライトさん。

それにしてもバナージは潰されながらもまっすぐまっすぐ成長していきますね!NT-Dを制御し、暴走を連想させる赤色発光から、理性と知性を感じさせる緑色発光のNT-D発動。なんじゃありゃ!!次が楽しみすぎる!!ほんっとに頼もしい男になりました。そりゃあのオードリーがデレる訳だ。ていうかデレたオードリーが可愛すぎてやばい。あれぞ真のお嬢様お姫様キャラよ、有象無象の量産型萌えキャラお嬢様ではああはいかん。ああミネバかわいいよミネバ(脱線し過ぎ

そんな救われていく主要キャラを尻目に"案の定"ダークサイドに落ちていくリディ。もう真っ黒ですよ、その上今度はバンシィまで手に入れちゃって機体まで真っ黒。今まで灰色で持ち堪えていたというのにまぁ……誰か彼も助けてやって下さい(棒読み)



ここからは例の如く機体編。
さぁついに出ましたね!RAS-96ことアンクシャ!(あれ……バンシィじゃない……?)新訳Ζでアッシマーのあまりのカッコ良さに打ちのめされた当方、今回そのアッシマーの後継機が出るよ!と事前に聞いていたので楽しみにしていたんです……してたんですが……早々にやられてしまいましたね……まぁ確かにあの場面でアンクシャに活躍されても困っちゃいますが(笑)いやでもカッコ良かったですね。軍内の企画統一化のため(パンフ参照)に顔パーツを始めとしてジェガンっぽくなってたのも、最近ジェガン系列機大好きな自分としてはまた良かった。モノアイ派な方々には残念なアレだったかもしれませんが。
そして久々に登場したリゼル!(あれ……バンシィじゃない……?)ゼネラル・レビル配備機としてC型が登場してましたがやっぱりカッコ良い。UCシリーズのガンプラで一番最初に買ったのがリゼル隊長機でしたからね、何故か。 以前の青系統もいいですが今季あのグレー・オレンジ基調もなかなか渋くていい。
更にラストに突如として登場したローゼン・ズール!(あれ…略)なにあのインコム無双。ハンマハンマの機体設計を昇華させたものらしいですが、尖ってますよねぇ。特に踵。何故にハイヒール(笑)と突っ込まざるを得ない。アンジェロさんのホモっぽさというかオネエっぽさが増長されてますね。いやカッコ良かったんですけどね。アンジェロさん、フロンタルの前で活躍できて良かったね(ニッコリ)
あとシナンジュ(あry)がラストに打った専用バズーカ?あんな兵装今まで出てきてたっけ?なんか百式のメガ・バズーカ・ランチャーっぽいなーとかキシリア打った時みたいねーとかこれまた過去作品を彷彿とさせる一品でした。これだからガノタはやめられん。
まぁあとはバンシィですが、特にこれと言ってコメントは……(あれ?)アームドアーマー尖ってるよねー威力高そうだよねーくらいしか。今思えばユニコーン機って白黒問わずあまり兵装が充実してるわけじゃないよね。クシャトリヤ相手にファンネルジャミングした時はNT-Dキタ━(゚∀゚)━!なんて盛り上がったりもしたけど実際そこくらいだった気も。まぁ主人公機というか機体そのものが主人公みたいなところがあるしね、ストーリーを歩んでくれればそれでいいです。そういう意味ではバンシィがリディの手に渡ったことで次回以降どんな戦い方が為されるのかが楽しみですね。





相変わらず長くなっちゃいましたがこんなところでおしまい。次回ep6は来年春だそうですよ!……1年後……だと……?完結は再来年ですかねー。どうまとまるかが非常に楽しみでなりません。少なくともこれであと2年は生きる意味が(ry

あ、ちなみに劇場公開は6月1日までとあと僅かですからお早めに。是非とも劇場の大スクリーンと音響設備で楽しまれることをおススメ致しますですよ!本編前にくっついてる前作までの総集編(ナレーター:池田秀一)もまた楽しめますからね!

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