ページ

2012/07/02

【2012春】『あっちこっち』を観て

素直になれないツンネコ娘・つみきと乙女心には鈍感な朴念仁・伊御。いつもつかず離れずイイ感じなふたりだけど……この恋はまだまだ始まらない!?友達以上恋人未満なふたりのぶきっちょラブコメディー。
今期日常枠。もう血統書付きの超純系日常系と呼ぶに相応しい作品。さらに言うならもう「まんがタイムきらら」枠と言ってもいいかもしれない。
少し特別な点をあげるとするならば、つみきと伊御のもどかしくもキュンキュン・ニヨニヨなラブラブっぷりが前面に押し出されているという所でしょうか。実は意外とあんまり無いよね、作品内のカップルのいちゃいちゃな関係を描いた日常系作品って。
設定ではつみきと伊御は付き合ってないらしいのですが、見ている方からすればバカ言えふざけんなと言ったところ。まぁ付き合っちゃったら榊や真宵、姫の出番がなくなっちゃう気もするのでいいのですが。
作品内では王道パターンが既に用意されており、朴念仁設定ながら朴念仁のかけらも見せないハイパースペック超人・伊御に萌えまくる女性陣を見て我々が萌えまくるという構図。放送開始当初はあまりの直球ストレート過ぎてくすぐったいような気もおきますが、慣れてくればそれはもう居心地のよい平和世界が。萌えアニメ好きがニヨニヨできることをとことん突き詰めて甘辛くなるまで煮詰めたのがこの『あっちこっち』。そういう意味で上級者向けです。普通の人はあまりの"それ"っぽさにたぶんこれ見てられないんじゃないかな……。

ギャグ要素に関してもくすぐったさを感じるような直球ものを平然と繰り出してきます。例えるなら小中学生が思いつくようなギャグネタを、『日常』のようにシュールさを誘う演出をするのではなく、ギャグはギャグと堂々と押し切る潔さ(分かりにくいことこの上なし)。まぁ一言で言うと滑ってるんですね(笑)登場人物の萌え萌え間の割には身体能力・戦闘能力が高すぎだろjk。ところがそれも回を追うごとになんだか馴染んできて気づけばひたすらニヨニヨして眺めているという……あ、これが脳内麻薬ですね。萌えネタ含めて色々麻痺ってるのは間違いないです。
ギャグの一環として所々にパロネタをさり気無く仕込んでいますが、この元ネタのチョイスが実に憎い。特に『らくがきショータイム』なんて懐かしすぎて変にテンション上がっちゃいました。10年以上前のPS版スマブラ的あの作品、知ってる人がどれほどいるというんでしょうね(笑)なんか今更やりたくなってきちゃいました。PSアーカイブスで出てないのかな。

おそらくこの『あっちこっち』を視聴された方は全く同じ感覚を抱いたと思いますが、この作品を見てる間は時間の流れが異常に遅く感じます。伊御さんは超人過ぎて固有時制御通り越して対象の固有時操作とかできそうだもんね。それか脳みそが惚け切って処理速度が著しく低下してるかどっちか。「ふぅ…今回もニヨニヨできたし面白かったな……!?!?」でAパートがようやく終わるのはよくあること。Bパートも終わってEDの「『好き』……って言えない……」で姫ばりの鼻血出してキュン殺されそうになるのもよくあること

ちなみにこのつみきが歌うED、中の人・大久保瑠美さんが歌ってるわけですが、柔らかい声色の中にも「なんかところどころかな恵ちゃん(もちろん伊藤かな恵さん)っぽいなー」と思う箇所がこのかな恵スキーことtataにあったわけです。そして本編を見ていたら崎守さんが登場して声を聞いた瞬間「かな恵ちゃんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!」となったんですよ。そしたら……!なんとかな恵ちゃんじゃなかった……!高森奈津美さんという最近活躍されてきている声優さんでした。Anotherで鳴ちゃん役やってたんですねー。いやーそれにしても似てたなー……あ、ハイ、それだけです。興奮しすぎました。



近頃はこういう「何も考えずに見られる萌えアニメ」の重要性をひしひしと感じています。Fate/Zeroヨルムンガンドでやつれた心を癒す清涼剤。夏期はゆるゆりがこの役目を果たしてくれることでしょう。楽しみ。
働き始めたら毎日の疲れをも癒す存在になるやもしれん……まぁそれについては次回報告をご期待ください。

アニメ公式サイト

あっちこっち 1 [Blu-ray]あっちこっち 1 [Blu-ray]
渡辺敦子

あっちこっち 2 [Blu-ray] あっちこっち 3 [Blu-ray] あっちこっち 4 [Blu-ray] あっちこっち 5 [Blu-ray] あっちこっち 6 [Blu-ray]
by G-Tools



2012春アニメ感想まとめ



0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...