【2012夏】『氷菓』を観て

省エネを信条とする高校一年生・折木奉太郎は、ひょんなことから廃部寸前のクラブ・古典部に入部することに。古典部で出会った好奇心旺盛な千反田える、中学からの腐れ縁・伊原摩耶花と福部里志。彼ら4人が神山高校を舞台に、数々の事件を推理していく。

我等が京アニが送る学園ミステリ。
京アニの御家芸とも言える美麗な作画・アニメーションがこの上なく発揮された作品になりましたね！高校を舞台にした日常ものなので激しい戦闘アクション等があるわけではないですが、一瞬一瞬の空気感を丁寧に描き出す演出とそれに華を添える作画はもう安心と信頼のひとこと。1話で奉太郎とえるが出会ったシーン、少しファンタジーな要素が絡んでくるのかな、と思いましたが、結局のところ古典部の日常と時々訪れる事件を丁寧に描くことに終始していましたね。けいおん！よろしく、これを京アニにやらせる安心感ときたらないですね。
序盤、ミステリものなのかなと思いつつもトリック・謎解きがなんとも拍子抜けな勘違い系、と思ってたんですけどね。省エネ灰色一辺倒だった奉太郎が、表情も好奇心も豊かなえるの影響から様々な揺らぎを感じ始めるようになっていく様が、もはや見ていて微笑ましく楽しい！恋心まで抱いちゃってまぁまぁまぁ///という感じ。
まーそもそもあんな可愛いえるちゃんが辺りをうろうろしてて、しかも絶大な信頼を得ている！なんて、状況で反応しないイn…野郎はいないですよ。更にえるちゃんの何が良いって豪農・千反田家の娘ってところですよ！農を愛し、食物を大事にするえるちゃん……千反田さん、えるたんを嫁に…いや俺を婿にして下さい!!!!
そんな農を愛するえるたんの愛する岐阜・高山の風景の美しいこと美しいこと。流石ですよ京アニさん。行ったことないけど。いいよね、農園風景。


アニメ公式サイト

氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray] by G-Tools

→2012夏アニメ感想まとめ