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2012/08/19

脱モラトリアムな所信表明

久々の雑記エントリ。
4ヶ月という真・モラトリアム生活(THE・人生の☆夏休み)を経ての8月、満を持して働き始めた今日この頃。

ある意味人生のターニングポイント……って言い方は変か、マイルストーン的な瞬間であるので、今この時の思考をろぐってみようと思う。

まぁこういう試みって大概あとで黒歴史化することが多いのだけど。


まずは直近の振り返りから。

モラトリアム生活とカッコつけているけど(いるの?)、所詮はただのNot in Education, Employment or Trainingであるので油断するとまぁだらけるだらける。

なんか「あちこち飛び回ってるね!」とか「休みを満喫してるなぁ羨ましい!」とかよく言われてたんだけど、120日間動きっぱなしの訳がない。
そりゃ行きたかったからイタリアとか行ったけど、潤沢な資金があるわけでもないので、拠点の実家にいることが多くなる。
自転車であちこち走り回ったりもするんだけど、別にアウトドアジャンキーじゃないし、インドアでもなんの不満もなく過ごせる性分、さらに実家には山ほどマンガが積んであってウハウハ。

朝は「朝ごはんよ」で目が覚め、昼になれば昼ごはんが出てくるし、夜になれば夕飯とお風呂が用意できている。洗濯物は勝手に洗われて乾いてたたまれて返ってくる。
なので、

起床→飯→マンガ→飯→マンガ→飯→風呂→マンガ→就寝

なんてネ申生活がリアルで成立してしまうので恐ろしい。
天気が悪い日が続くと、家から一歩も出ずに部屋と部屋を往復するだけとかまれによくある

こういう生活が3日続くと、階段の上り下りで太ももの筋肉が断裂しそうになるから怖い。
更には怠惰汚染は肉体だけでなく精神にも及ぶ。なにか特別なことをしようという気がまったく起きなくなる。しようかな、と思ってもその指令信号がダイレクトに肉体に伝わらず、結局動かない。動かないから余計に動きたいと思わなくなる。以下無限のネガティブスパイラル。

「ああ、こうしてニートは社会復帰できなくなるのか」

とものすごく納得してしまった。そりゃそうだ、自分の体で実証してるんだから。

ニートを社会復帰させるためのいろいろな整備基盤が必須、と叫ばれてたりする昨今だけど、ガチ引きこもり組に対してはまず筋肉を稼働させて運動神経を再接続させるのが必要ね。うまく腹筋スレに誘導するとか。ちなみに腹筋よりスクワットのが効果的。優秀なスレタイ職人が日本のニート・引きこもり問題を解決する説を私は全面的に支持します。



としょうもなくもお恥ずかしい経験を述べ立てたけど、実は良い発見もあった。

それは「時間の進み方を遅く感じる」ということ。

よく大人になればなるほど光陰ちゃんマジ矢の如し、1日1週1月1年がどんどん早く過ぎてくように感じるって誰も同じだと思うし、自分もそうだと思ってた。
でもそうじゃなかった。この4ヶ月間は明らかに時間の過ぎ方が遅かった。「まだ昼前かよ」「日が長いなぁ」「今週もまだ半分か」の繰り返し。

「そりゃ仕事も学校もなくて、何のタスクにも追われてないなら当然だろ」

と思う人もいるかもしれない。いや正にその通り。むしろそれこそが全て。
何かに追われるというプレッシャーやストレスから真に解放されたという余裕が、このゆったりとした時間間隔の源泉だと思う。




この感覚を働く前に実感できて本当に良かったと思ってる。

自分が入ったとこは、まぁ恐ろしく仕事をこなすことで名を知られる会社で、某掲示板なんかで「もうブラックスレスレ」「いやあの働き方はブラックだろ」みたいな言われ方をしているらしい。月200時間、300時間残業なんて笑えない冗談(であってほしい)が耳に入るなど……1年365日残業続きなんてないと思うけど、忙殺される時は往々にしてあるだろう。

だからこそ、自分の心の中には常に余裕を持っていたいと思う。目の前の仕事の濁流に飲まれて本当に大切な自分の原理原則を見失わないように、自分の時空間を持って、自分をコントロールできるような人でありたい。忙しくても、その忙しい自分を客観的に見て、管理できるように。
いつも心に穏やかなニートの心を。
涅槃寂静、ニルヴァーナ、だっけ?ちょっと違うか、でもそんなイメージ。


とは言いつつ、業務に忙殺されることは織り込み済みでこの会社には入ったんだもんね。なんでかって稼ぎがいいから。そりゃあもう抜群に良い。当面の目標が仏教の悟り的なアレな割には、この理由がちょっとひどすぎるような気がする(笑)ただ「高い金払ってんだから……わかってるよな?」っていう殺伐プレッシャーはひしひしと感じているよ、やっぱりね。

なぜそこまで金を欲するか?

理由は簡単、奨学金という名の借金返済こそが我の真の目標。

額面にして400万弱、溜まりも溜まったり6年分!学部卒業して返済計画書みたいなの届いた時点で愕然としたよね、怒りすら感じるレベル(自分で借りときながら)。こんな足かせつけたままなんてやってられっかと。

3年。

3年での完済、それこそが私tataの社会人第1フェーズの目標であり、次のマイルストーンになるでしょう。そのためならどんな貧乏生活も厭わない。社会人なのに学生が住むようなワンルーム暮らしだろうと、自炊で食費浮かそうとか、もうなんだってやるよ!しばらくはこれだけを念頭に働き続ける所存。





3年経って、借金も返し終わって身軽になったら、恐らくそう遅くないタイミングで自分の更なる将来を決断する時が来る。30歳という節目の歳が近づくその頃には、自分の人生の転機がある……んじゃないかと予感しているだけだけど、あながち外してない予想だと思ってる。

子ども欲しいから結婚したいし、そしたらもっと稼ぎたいからキャリアを積んで、と思うかもしれないし、子育てのためにこのコンクリジャングルを離れたいと思ってるかもしれない。仕事の中でチャンスを見つけて転職してるかもしれないし、自分で会社起こしてるかもしれない。はたまた田舎に飛び出して農業に目を向けてるかもしれない。自分にとって農はやっぱり特別関心があることだし。プロロードレーサーに転向は流石にないだろ……無い、よね?(ぇ

今ぼんやり想像するだけでもこれだけの選択肢と可能性があって。3年、4年、5年後の自分には見えなかったものが見えているかもしれないし、見えなくなってるかもしれない。

だけどそれでも、その時どうするかを決めるのは、その時の自分に任せようと思う。

こう言うのは、自分では割と自分のことを信頼しているから。
今までだって何度か大きな選択と決断を求められた時はあったわけで、その度に色んな悩みや葛藤や紆余曲折があったわけだけども。その結果今自分がいるここは、『まぁベストかどうかは知らんけど、そんなに悪くないんじゃない?』と思える程度には満足している。過去の経験を鑑みて、そういう信頼を未来の自分に投げ賭けちゃるってそういう心持ち。



だから自分の将来ビジョンは極めて曖昧なイキアタリバッタリ。実際そんな定年までのライフプランなんて描けるわけがない。自分の会社が潰れずに残ってる保証なんてないわけで(まぁしばらくは大丈夫そうだけど……)、そもそも自分がクビ切られる可能性も大いにあるんよ!ヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ
不安定な未来に対して一喜一憂するなんてアホらしいことは脳内リソースから即刻完全削除。その分、今を生きることにCPU割り当てたいよね、やっぱり。

というわけでしばらくは片っ端から目の前のことを片付けて、手に入れられるものは金でもスキルでも全部手に入れようとするつもり。借りもののお荷物もさっさと返してチャンチャンバラバラ、されど乱心の火は消して穏やかな寂静を……って意外と大変な目標設定なんじゃないかコレ。

「目標は客観的に評価できる指標を用いて設定すること」と会社で言われたので、ここでもそうしよう。上の目標達成のために「四半期定例アニメ感想エントリの継続」を掲げようッ!!……でもこれって心の余裕的なアレしか評価できてないし、そもそも煩悩の炎にまみれてる気もして涅槃に至るには程遠い気もするけど、まぁ細けぇことはいいんだよ!(AA略)クビになってないなら仕事もきっとできてんだよ!(台無し)



ではとりあえずは1ヶ月後のアニメ感想エントリを目指すということで、今後のたたろぐの通常運行にどうぞご期待ください……。


(所信表明おわり)


1 件のコメント:

  1. [youtube] youtube.com: http://www.youtube.com/watch?v=uDx6ujwfvk
    YouTube YouTube Streamers will enjoy the full video game experience as they watch The youtube mp3 Last of Us (as well as one of the very first 2D movies

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